めまいでお困りの方|「目がぐるぐる回る」「ふわふわする」耳から?脳から?

耳が聞こえにくい感じとめまいがする



寝返りを打ったり起き上がると景色が回るようなめまいがする
「急に目の前がぐるぐる回る」「体がふわふわして足元がおぼつかない」といっためまいの症状は、とても怖く、不安になりますよね。めまいの原因は多種多様であり、耳の異常によるものから、脳の病気、あるいはストレスや全身の病気からくるものまでさまざまです。
当院では、患者さんの不安を解消し、適切な診断と治療を行うことを大切にしています。
まずは、緊急性の有無をチェックしてみましょう。


にわ耳鼻咽喉科クリニック
丹羽 正樹 副院長
愛知県犬山市で4代続く医師の家系として生まれ育ち、この故郷の医療に貢献します。
【所属・資格】
日本耳鼻咽喉科頭頚部学会 専門医(第13830号)
厚生労働省 補聴器適合研修会修了(第4230号)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医(登録番号 第7141号)
- 耳鳴り、耳の詰まり感(耳閉感)、聞こえにくさがある
- めまい以外に顔が動かしにくい・口から水がこぼれる症状がある
- 耳が痛くてめまいもある
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一つでも当てはまったら、できるだけ早く診察時間内にお近くの耳鼻咽喉科を受診してください。
今すぐ受診すべき危険な症状
以下の症状がある場合は、特に緊急度が高いことが多いです。
様子見をせずに大至急で脳神経内科か脳神経外科を受診するか救急車(119番)を呼んでください。
- 突然、これまでに経験がないほどの激しい頭痛が起こった
- 手足に力が入らない、片側の手足がしびれる
- ろれつが回らない
- 物が二重に見える、視野が半分欠けて見える
- 目の前が真っ暗になって意識がなくなった
自宅で出来る応急処置(受診するまで)
おすすめの対応
・楽な姿勢で静かに横になる
避けるべきNG行為
・昔もらった薬などを自己判断で内服する
・飲酒をする
原因
めまいは、大きく分けると①耳が原因のもの と ②脳が原因のもの 、そして③それ以外(血圧の変動や心因性など) に分類されます。
①耳が原因のめまいは めまいを訴える方の約60%を占め、多くの場合、激しい回転性のめまいを伴います。
ここでは耳が原因の代表的なめまいを解説します。
1 良性発作性頭位めまい症
めまい疾患の中で最も頻度が高く、めまい疾患全体の3~4割を占めます。
寝返りを打つ、頭を上げる・下げるといった動作の際に、激しい回転性のめまいが起こります。
難聴や耳鳴は出現しません。
薬で症状を和らげることはできますが、根本的な治療は頭を動かしていくことになります。
多くの方が1~2週間で改善しますが、治りにくい方もいます。
治りにくい方はお近くの耳鼻咽喉科で理学療法(耳石置換法)を行ってもらえるか確認してみるのも良いでしょう。
治療後に約50%の方が再発すると言われています。 予防やリスク管理として、以下のことが挙げられます。
睡眠時の頭の向き: いつも同じ側を下に寝る癖がある方は、反対側を向くなどの工夫が有効な場合があります。
骨の健康管理: 骨粗鬆症やビタミンDの不足は発症のリスクを高めるとされています。
適度な運動:日常的に有酸素運動などの体を動かすことが大切です。
2 メニエール病
メニエール病はめまいの発作時に①聞こえの変動がある(難聴・耳鳴) ②ぐるぐる回るめまい(回転性めまい)がある ③それらを繰り返す ことが特徴です。
なので、聴力検査にて聞こえの変動があるか確認することが必要です。
また、繰り返すことで診断になるため初発の時はメニエール病の診断にはならず、突発性難聴と診断されることもあります。
原因はストレスにより内耳がむくむためと言われています。そのため予防に、規則正しい生活やしっかりした睡眠、有酸素運動などが重要です。
治療にはめまいを軽減したり、内耳のむくみをとるための薬などを用います。難聴次第ではステロイドを用いることもあります。
3 前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)
激しい回転性のめまいが数時間から数日間続きますが、難聴などの耳の症状は伴いません。
原因はウイルス説や血管障害説などありますがまだはっきりとは分かっていません。
脳梗塞などの頭の疾患の除外が必要になることも多いです。
4 持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)
一度強いめまいがあった後に、脳が過敏に働くようになってしまっている状態が長く続いてしまっているため起きると言われています。。
そのため、視覚や姿勢への刺激を脳が過敏に感じてしまい、ふわふわしためまいを感じる状態になってしまいます。
診断のための特別な検査はなく、経過と問診が非常に重要になります。
①3ヶ月以上②特定のシチュエーションで悪化する③回転しないふらつき がある時はこの疾患の可能性があります。
よくある質問(FAQ)
当院での治療方針
「いつから」「どれくらいの時間」「どんな時に」「めまい以外の症状があるか」「既往(高血圧、糖尿病、片頭痛など)の有無」など詳細にお聞きします。
鼓膜の観察や神経診察などの身体診察を行います。
聴力検査を行い難聴の有無を確認します。
頭を動かしたときの眼の動きを赤外線のカメラで確認します。(めまいが出現して気持ち悪くなることがあります)
その他重心の動きを測定する検査(重心動揺検査)などをおこない脳が原因のめまいの可能性を調べます。
診断に基づき、お薬の処方、自宅で行える「頭位めまい回復体操(理学療法)」、生活習慣改善指導などを行います。
脳梗塞など中枢神経疾患が強く疑われる兆候がある場合は、速やかに近隣の総合病院と直接連携し、ご紹介します。
今日の耳鼻咽喉科・頭頚部外科治療指針 第4版
良性発作性頭位めまい症(BPPV)診療ガイドライン 2023年版メニエール病診療ガイドライン 2011年版
