耳が聞こえにくい・耳がつまる感じがした、「呼んでも返事をしない」とき|大人の難聴から子どもの中耳炎まで診る耳鼻咽喉科
その違和感、放置していませんか?
このような自覚症状はありませんか?
※これらは代表的な初期症状です。少しでも当てはまる場合は、自己判断せず耳鼻咽喉科を受診しましょう。
- 最近、テレビの音量が大きいと言われる
- 呼びかけられたのに、気づかないことがある
- 会話中に何度も「え?」と聞き返してしまう
- 耳が詰まったような感じ(耳閉感)がする
- 耳鳴りがして聞こえにくい
- (お子様)呼んでもなかなか返事をしない
- 急に聞こえにくくなった
- 健康診断で難聴を指摘された
耳の聞こえにくさは、加齢のせいだけとは限りません。
中には「突発性難聴」のように、発症から早期の治療開始が生涯の聴力を左右する重大な病気も隠れています。
加齢による難聴であっても、放置すると認知症のリスクになる可能性があるので早めの受診をおすすめします。
少しでも異変を感じたら、早めに耳鼻咽喉科専門医にご相談ください。

にわ耳鼻咽喉科クリニック
丹羽 正樹 副院長
愛知県犬山市で4代続く医師の家系として生まれ育ち、この故郷の医療に貢献します。
【所属・資格】
日本耳鼻咽喉科頭頚部学会 専門医(第13830号)
厚生労働省 補聴器適合研修会修了(第4230号)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医(登録番号 第7141号)
- 突然片耳が聞こえにくくなった
- 耳の痛みと聞こえにくさがある
- めまいと聞こえにくさがある
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一つでも当てはまったら、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。
今すぐ受診すべき危険な症状
聞こえにくさの他に以下の症状がある場合は、緊急度が高い可能性があります。
様子を見ずに、大至急で医療機関を受診してください。
- ろれつが回らない、言葉が出ない
- 片方の手足に力が入らない、しびれる
- 激しい頭痛がする
- まっすぐ歩けない、意識が遠のく
聞こえにくさの原因は年代やライフスタイル、発症様式(急に、ゆっくり)などで多岐にわたります。
聞こえにくさの主な原因【子どもの場合】
1 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)
鼓膜の奥にある「中耳(ちゅうじ)」という空間に、滲出液という液体が溜まる病気です。痛みを伴わないため、子どもの場合は自分から「聞こえない」と言い出せないことも多いです。「呼んでも返事をしない」「テレビの音を大きくする」といった気になる症状がある場合は受診をおすすめします。放置すると、言葉の発達や学習能力に影響を及ぼす可能性があります。重症度によっては鼓膜切開や換気チューブ留置術といった手術が必要となることがあります。
2 耳垢栓塞(じこうせんそく)
耳あかが詰まった状態。突然聞こえにくくなったように感じることがあります。耳あかをとるための特殊な道具や耳あかを柔らかくするお薬を使用して取り除きます。通院が何度も必要になることもあります。
3 急性中耳炎後
急性中耳炎の後に液体が中耳に残っている状態。急性中耳炎の改善に伴いよくなることが多いですが、状態の確認のため耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
急に聞こえにくくなった時の主な原因【大人の場合】
1 突発性難聴(緊急)
突発性難聴は、ある日突然、片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。 「朝起きたら聞こえなかった」「さっきまで使えていた電話の声が急に聞こえなくなった」というように、「いつ始まったか」がはっきりわかるのが大きな特徴です。原因は現在の医学でもまだはっきりと分かっていません。
大切な3つのポイント
- とにかく早めの受診が肝心です :発症してから1週間以内(遅くとも2週間以内)に治療を始めることが、回復のためにとても重要です。「そのうち治るだろう」と様子を見ず、すぐにご相談ください。
- 念のための精密検査を行うことがあります: 症状に合わせて、原因が脳や神経の病気(脳梗塞や聴神経腫瘍など)ではないかを確認するため、MRI検査をおすすめする場合があります。
- 回復には個人差があります :適切な治療を行っても、完全に治る方は全体の約3分の1、少し改善する方が3分の1、残念ながら変わらない方が3分の1という、治療が手強い病気でもあります。だからこそ、一刻も早い治療スタートが大切になります。
「おかしいな」と思ったら、ためらわずにすぐ耳鼻咽喉科を受診してください。
2 耳垢栓塞
耳あかが詰まった状態。突然聞こえにくくなったように感じることがあります。耳あかをとるための特殊な道具や耳あかを柔らかくするお薬を使用して取り除きます。通院が何度も必要になることもあります。
徐々に(いつの間にか)聞こえにくくなっていた時の原因【大人の場合】
1 加齢性難聴
年齢を重ねるにつれ、徐々に両耳の聞こえが悪くなります。特に「高音域」から聞こえにくくなるため、チャイムの音や、騒がしい場所での会話、女性や子どもの高い声が聞き取りにくくなるのが特徴です。放置すると認知機能への影響や、孤立の原因にもなるため、早期対策が必要です。
2 騒音性難聴(イヤホン・ヘッドホン難聴)
コンサートや職場の大音量環境や、ヘッドホン・イヤホンの長時間・大音量使用により、起こる難聴です。4000Hzという高い音から聞こえなくなるのが特徴で、初期段階では自覚症状に乏しいことが多くあります。健康診断で高い音の難聴を指摘され始めて気づくことがあります。現在の医療では騒音性難聴を回復することは難しいため、早期の発見と適切な使用制限(予防)が重要です。
3 滲出性中耳炎(大人の場合)
鼓膜の奥にある「中耳(ちゅうじ)」という空間に、滲出液という液体が溜まる病気です。ご高齢の方は耳管(じかん)の機能が低下することで発症します。成人の場合は上咽頭ガンなど腫瘍性病変が原因で起こる場合もあります。重症度によっては鼓膜切開や換気チューブ留置術といった手術が必要となることもあります。
よくある質問(FAQ)
当院での治療方針
当院での検査と診察の流れ
初めてお越しの方でも安心していただけるよう、迅速かつ丁寧な検査を心がけています。
いつから、どちらの耳が、どのように聞こえにくくなったかなどをお伺いします。耳鳴りやめまい、耳の痛み、最近風邪をひいたか等、少しでも気になることがありましたらお聞かせください。
鼓膜の観察・詳細な検査
顕微鏡や内視鏡などを用いて、耳あかの詰まりや鼓膜に異常がないかを確認します。その後、防音室にて正確な「聴力検査」「鼓膜の動きの検査(ティンパノメトリー)」などを行います。※小さなお子様の場合は、検査が困難な場合があります。
検査データをもとに、現在の耳の状態と聞こえにくさの原因を分かりやすく説明します。
疾患に応じてガイドラインやエビデンス(医学的根拠)に基づいて患者様個々に合わせた治療を提示します。
必要と判断されれば信頼できる高度医療機関へ紹介させていただきます。
急性感音難聴の診療の手引き 2018年版 日本聴覚医学会
小児滲出性中耳炎診療ガイドライン2022年版 日本耳科学会 /日本小児耳鼻咽喉科学会
Hearing Loss, Incident Parkinson Disease, and Treatment With Hearing Aids JAMA Neurol. 2024; 81(12): 1295-1303.
今日の耳鼻咽喉科・頭頚部外科治療指針 第4版
